Windowsでの「ディスクの消去」

■ディスクの消去
使用中のパソコンに接続されているハードディスク、MO、フロッピーディスク、メモリカードなどを消去します。フォーマットデータも含め、ディスクの内容すべてを、削除します。再度フォーマット処理をすれば、ディスクは再度利用することができます(ただしフォーマッタのないものを除く)。

■製品版/評価版
画面上部に「評価版」と表示されている場合、お使いのプログラムは「評価版」です。
実際の消去は行われません。



■ディスク/ドライブの指定
※Windows95/98/Meでは、「ドライブ単位」のみとなります。

・ドライブ単位
Windowsでは、フロッピーディスクなど、リムーバブルディスク(入れ替え可能なもの)では、(ほぼ)ディスク単位、ハードディスクでは、パーティション単位にA,C,D・・・などのドライブ文字が振られています。このドライブ単位に消去を行う場合。

・ディスク単位(WindowsNT/2000/XPのみ)
ハードディスク、MOなどでは、パーティションに関係なく、ディスク全体を選択することができます。その場合、パーティション情報も含め、ディスク内すべてのデータが消去されます。

「ディスク単位」か「ドライブ単位」かを指定後、消去するドライブ/ディスクを選択してください。

■削除方式
○1回削除
ドライブ/ディスクの中をすべて「ゼロ」(00:16進数)で埋めていく処理を行います。

通常の消去は、これで十分なのですが、1回ゼロを書き込んだだけでは、残留磁気が微かに残り、特殊な方法を使用すると、読み取れる情報が存在することがあります。より完全なセキュリティを求める場合、「4回削除」をご使用ください。

○4回削除
米国防総省基準に準拠した方法(DoD5220.22-M)で、ディスクを消去します。これは、残留磁気を問題とする、よりハイレベルのセキュリティが必要な場合、ご使用ください。

1回目:AA(16進数)/10101010(2進数)を書き込み
2回目:55(16進数、AAの補数)/01010101(2進数)を書き込み
3回目:ランダム値を書き込み
4回目:00を(16進数)書き込み

※(DoD5220.22-M)に正式に準拠させる場合は、「消去後チェック」を行ってください。
※この方式で消しても、100%データが読みとれないことが、保証されるわけではありません。

○エラー時中断
ディスクの書込み、読み取りエラーが発生した場合、処理を中断(チェック)するか、エラー件数のみカウントして、処理を継続させるか選択します。

○消去後チェック
消去処理が終了後、読み取りを行い、すべてゼロになっているかの確認を行います。

■確認
間違って消去実行ボタンを押しても動作しないよう、確認のため設けています。半角で"YES"("yes"も可)と入力してください。

■消去実行
このボタンを押して、処理を開始します。

■実行中の表示
実行中は、下部に進行状況が表示されます。
xxxx/yyyyyの数値は、処理中セクタ/総セクタ数です。
「消去実行」のボタンは「処理中断」表示になり、途中で処理を中断する場合に使用します。
実行中は、「処理中断」以外の機能は選択できません。

■終了レポート


処理が終了すると、終了レポートが表示されます。
「コピー」により、内容がクリップボードにコピーされます。メモ帳、ワープロソフトなどで、「貼り付け」て、ご使用ください。
※「OK」ボタンでも、自動的にコピー処理は行われます。