「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

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「起動消去プログラム」の操作-> ディスクの状況表示


ディスクの状況表示



「ディスクの状況表示」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

接続されているディスクの一覧

「ピーマンPRO」システムが認識しているディスクの型番、容量、ファームウェアリビジョン、ディスクシリアルNOが、一覧表示されます。
※単独ディスクでは物理ディスク単位、RAID構成の場合は、論理ディスク単位となります。
※RAIDディスク他、リビジョン、シリアルNOは表示されない場合があります。

以下のように、ディスクが接続されているのにも関わらず、「対応ディスクがありません」と表示される場合、ディスクが認識できていない状態です。
※ディスクの障害の場合もあります。

        
メモ・・・ディスクが表示されない場合
ディスクハードウェアの確認
・PCのBIOS画面で、ディスクが認識されていることをまずはご確認ください。
BIOS画面の表示は「BIOS/UEFIによる起動環境の設定」をご覧ください。この画面内に、ディスクに関する情報が表示されます。
・Windowsが動作する場合は、Windowsでディスクが認識されていることをご確認ください。

ピーマンでの認識・対応確認
・「ピーマンPRO」では対応できていないインタフェースの場合、ディスクは表示されません。
・「ディスクの状況表示」において、「ディスクインタフェース」の内容をお知らせください。
※ ALT+F5で表示される「ユーティリティ」「スクリーンショットの保存(FD/USBmem)」で、画面をFD/USBメモリに保存できます。
または
・ ALT+F5で表示される「ユーティリティ」で、「ハードウェア情報をFD/USBmemに書き込み」を使い、PC情報をUSBメモリ/FDに保存し、そのファイルを弊社までお送りください。
   
メモ
先頭が
[1]  の括弧のものは、ATA(IDE、SATA)のディスク、
<3> の括弧のものは、SAS/SCSI/RAID接続のものです。
また、
!1   xxxxxxxx
のように"!"と表示されているものは、ハードウェア/ドライバにおいて高速モード(DMA)非対応のIDEディスクインタフェースで、アクセスが低速のモード(PIOモード)となっており、処理速度が非常に遅くなります。
   
メモ…eMMCドライブについて
eMMCドライブにおいては、多くの場合、以下のように複数のドライブが表示されます。

これは、1つのeMMCドライブが、複数のドライブに分割されているためです。
この中で、(boot0)(boot1)は、起動用パーティション。
(rpmb)は、"Replay Protected Memory Block" と呼ばれる、セキュリティ対策のためのパーティションです。
いずれも、通常は書き込み不可で、消去はできません。
  

ディスクの詳細情報

一覧で「↑」「↓」キーを使いディスクを選択し、[enter]を押してください。以下のようなディスクの詳細情報が表示されます。

ATA(IDE,SATA),SCSI,SAS等の場合の表示
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※下記情報は、取得できた場合のみです。データ取得に対応していないディスク、インタフェースでは、正しい数値は表示されません。

[HDD]/SSD,Flash
ハードディスクの場合は[HDD]/SSD,Flush、SSD等の場合はHDD/[SSD,Flush]と、表示されます。
不明の場合は、[HDD/Flush]と表示されます。
有効容量
現在アクセスできるディスクサイズをセクタ数で表示しています。
このセクタ数x512バイト(論理セクタサイズ)がディスク容量(バイト)となります。

使用時間、電源OFF/ON回数

ディスクがこれまで使用された時間、電源が入れられた回数を表示します。

代替処理されたセクタ数
ディスクに不良セクタが発生し、代替処理が行われたセクタ数を表示します。
1セクタ=512バイトです。不良セクタx512バイトの領域がアクセス不可となっています。
この数値は、ディスクの傷み具合を示すと共に、セキュア消去の必要性を判断するために使用します。
セキュア消去とは」「消去方法についての考慮点」参照。

物理セクタサイズ
ディスクの物理セクタサイズを表示します。通常は、512または、4096です。

W/C

書込キャッシュ(Write Cache)の状態です。[1]:ON, [0]:OFF, [-]:未対応、取得不可
※SCSI(SAS)はRAID機能のない、対応インタフェースのみ。

HPA/DCO(x512byte)
ATAディスクにおける規格で、ディスクの先頭から設定エリアのみをアクセス可能とし、それ以降のエリアをアクセス不可とするものです。
HPA(HostProtectedArea)と、DCO(DeviceConfigurationOverlay)によるディスクサイズの制限状況を表示します。

詳しくは「消去方法についての考慮点」参照
HPA無効 HPAは設定されていません。
HPA有効
HPA全容量[xxxx]  
HPAが設定されています。
ディスク全容量(DCOで制限の可能性)は[xxxx]x512バイトです。
※現在アクセス可能な領域は上記「有効容量」です。
HPA未確認(取得エラー) HPAの正しい情報が取得できません。
HPA非対応 HPAに対応していないディスク。
 
DCO無効 DCOは設定されていません。
DCO有効
DOC全容量[xxxx]  
DCOが設定されています。
ディスク全容量は[xxxx]x512バイトです。
※現在アクセス可能な領域は上記「有効容量」です。
DCO未確認(取得エラー) DCOの正しい情報が取得できません。
DCO非対応 DCOに対応していないディスク。
※DCO設定の方がより上位の制限で、HPAは、DCO設定された内部で設定されるものです。
※DCO設定で表示される全容量が、ディスクの物理的全容量となります。

Secure Erase(セキュア消去処理)
ディスクのセキュア消去への対応状況です。
詳しくは「セキュア消去/サニタイズとは」参照
対応 (*)の場合、ディスクはセキュア消去に対応しています。
消去時間 対応している場合、その消去にかかる時間です。
対応(エンハンスト) (*)の場合、ディスクはエンハンストセキュア消去に対応しています。
消去時間 エンハンストに対応している場合、その消去にかかる時間です。
状態:パスワード ディスクにはセキュア消去パスワード(HDDパスワード)が設定されています。
状態:ロック ディスクにはセキュア消去パスワード(HDDパスワード)が設定され、かつ、ロック状態です。
状態:凍結 ディスクは、セキュア消去に対し凍結(Frozen)状態です。

Sanitize(サニタイズ処理)
ディスクのサニタイズへの対応状況です。
詳しくは「セキュア消去/サニタイズとは」参照
対応 (*)の場合、ディスクはサニタイズに対応しています。
凍結 (*)の場合、サニタイズ処理が凍結(Frozen)されており、処理できません。
処理中 (数値)の場合、現在サニタイズ処理が実行中であることを示します。サニタイズ処理は処理開始後、電源を切ったっとしても次に電源をONにした際に、処理が継続されます。処理中はディスクへの読み書きができません。終了まで電源ONのままお待ちください。
前回処理 前回のサニタイズ処理がエラーなく終了した場合[OK]と表示されます。ただし、ディスクがその機能に対応していない場合は、何も表示されません。
コマンド:block サニタイズ処理のうち、[block erase]コマンドに対応している場合(*)表示となります。
コマンド:over write サニタイズ処理のうち、[over write]コマンドに対応している場合(*)表示となります。
コマンド:crypto サニタイズ処理のうち、[crypto scramble]コマンドに対応している場合(*)表示となります。

OPAL(ディスク暗号化)
ディスクのOPAL(自己暗号化)への対応状況です。
対応 (*)の場合、ディスクはOPALに対応しています。
以下は対応している場合のみ表示されます。
Ver OPALのバージョンを表示します。
モード 現在のモード(ATA/OPAL)を表示します。
ロック OPALモードで、ロックされている場合(*)と表示されます。


MMC(eMMC,SD)の場合の表示
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[MMC(MMC)]

MMCドライブの場合[MMC(MMC)]、SDカードドライブの場合[MMC(SD)]等と、表示されます。

有効容量

現在アクセスできるディスクサイズをセクタ数で表示しています。
このセクタ数x512バイト(論理セクタサイズ)がディスク容量(バイト)となります。

SecureErase(セキュア消去処理)

対応している場合[*}と表示されます。
以下ドライブにより行われる消去方法です。

[erase]:全体の消去処理
[easer-ch]:全体に特定の値を書き込んだ後、消去処理
[ch-comp-rand]:全体に特定の値を書き込んだ後、その補数、最後に乱数が書き込まれます
[vend]:ドライブメーカー固有の方法

Sanitize(サニタイズ消去処理)
対応している場合[*}と表示されます。
サニタイズ処理では、まず、割り当てられているメモリ全体を消去したのち、非割り当て領域の消去を行います。

以下ドライブにより行われるメモリ全体の消去の処理です。

[erase(00)]:全体が0でクリアされます
[erase(01)]:全体が1でクリアされます

NVMeの場合の表示
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[NVMe(SSD)]

NVMeドライブの場合[NVMe(SSD)]と表示されます。

有効容量

現在アクセスできるディスクサイズをセクタ数で表示しています。
このセクタ数x512バイト(論理セクタサイズ)がディスク容量(バイト)となります。

使用時間、電源OFF/ON回数
ディスクがこれまで使用された時間、電源が入れられた回数を表示します。

メディアエラー (メディア、データ一貫性のエラー)

コントローラでの修復不可能なデータ一貫性のエラーが発生した回数。

使用率
メーカー独自の方法で算定、予測した、ドライブの寿命に対する使用率の数値。

利用可能スペア

予備としてされているメモリ容量全体に対し、利用可能として残っている容量を%表示(0-100%)。

スペア境界値

「利用可能スペア」が、ここで示される境界値を下回った時、非同期イベントの終了が発生する。
(NVM Express specification)

物理セクタサイズ
ディスクの物理セクタサイズを表示します。通常は、512または、4096です。

Secure Erase(セキュア消去処理)

ディスクのセキュア消去への対応状況です。
上記「ATA(IDE,SATA),SCSI,SAS等の場合の表示」参照
詳しくは「セキュア消去/サニタイズとは」参照

Sanitize(サニタイズ消去処理)

ディスクのセキュア消去への対応状況です。
上記「ATA(IDE,SATA),SCSI,SAS等の場合の表示」参照
詳しくは「セキュア消去/サニタイズとは」参照

OPAL(ディスク暗号化)
ディスクのOPAL(自己暗号化)への対応状況です。
上記「ATA(IDE,SATA),SCSI,SAS等の場合の表示」参照

マシン情報

使用しているマシンの、PC、CPU、メモリの情報が表示されます。

ディスクインタフェース

<表示する>"にカーソルを合わせ、[enter]により、PCに搭載されているディスクインタフェースの一覧が表示されます。
接続されているはずのディスクが表示されない場合、問題解決のためお知らせいただきたい情報のひとつです。
対応していないインタフェースがある場合、以下のように”OK"ではなく”unsupported"と表示されます。




終了

内容を確認後、[tab]キーで、[OK]までカーソルを送り、[enter]キーを押して、終了してください。