「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

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「Windows消去プログラム」の操作-> WindowsPE環境の構築
 

「Windowsシステム修復ディスク」を使ったWindowsPE環境での実行方法

CD/USBメモリで起動し、自動的に消去プログラムが立ち上がるというWindowsPEの実行環境を作る場合、下記「WindowsPE環境の構築」による方法が必要です。
ただし、とりあえずWindowsPE環境で、手動で消去プログラムを起動し消去を行うのであれば、以下の手順で実行可能です。

Windows10/11で「システム修復ディスクの作成」を行う

「コントロールパネル」->「バックアップと復元」からの操作で行います。
詳しい手順はWindowsマニュアルをご覧ください。

「システム修復ディスク」でPCを起動する

・「システム修復ディスク」で起動後、画面から「コマンドプロンプト」を選びます。
・「システム修復ディスク」をWindows消去プログラム"gppro4.exe"の入ったCDに入れ替えるか、"gppro4.exe"の入ったUSBメモリを挿します。
・「コマンドプロンプト」で、CDまたは、USBメモリの"gppro4.exe"を実行します。
 ※通常は、以下のような構成になっていることが多くあります。ただし、システムによりドライブの割り当ては異なります。
 X: メモリ上に展開されるWindowsシステム
 C:  内蔵ディスクドライブ
 D:,E:,F: など。CDドライブ、USBメモrドライブなど。

 例: USBメモリがD:ドライブの場合で、USBメモリのルートフォルダに"gppro4.exe"がある場合、以下のように入力し起動。
  D:\gppro4.exe
 

WindowsPE起動環境の構築


「Windows消去プログラム」(gppro4.exe)を、WindowsPE環境で使用するためには、お客様ご自身で、WindowsPE環境を構築していただく必要があります。

以下、2023年8月現在での、最新バージョン(10.0.226.21.1)での手順となります。
他バージョンでは、手順が若干異なる場合があります。

WindowsPEの注意点

WindowsPEはMicrosoftから無償で提供されているWindowsと互換性の高いOSですが、ディスク消去を含む、一時利用のためのものです。
そのため、継続使用が72時間を超えると、自動的に停止する仕様となっています。
大きなサイズのディスクの消去の際はご注意ください。
詳しくはMicrosoftのサイトをご覧ください。


WindowsPE環境のダウンロード/インストール


ダウンロード

Microsoftのサイトより、「Windows ADK for WindowsXX」と、「WinPEアドオン」をダウンロード。

ADK, WinPE Add-onのインストール
「Windows ADK」インストールの際のオプションとしては、「[展開ツール] (Deployment tool)機能」の指定が必要です。
※他のオプションはすべてOFFでも、今回の用途のみであれば、機能します。
「Windows ADK」インストール後、「WinPEアドオン」をインストールします。

基本となるWinPEイメージの作成

「展開およびイメージングツール」の起動

スタートメニューより、[Windows Kits]->[展開およびイメージングツール」を「管理者として実行」します。

WinPEイメージの作成
[展開およびイメージングツール」コマンドプロンプトで、以下を実行。
WindowsPE実行に必要なファイルが、指定フォルダ以下に、実行時の構成で作成されます。

copype amd64 C:\WinPE_amd64


amd64 : 64bit環境の構築指定。Windows11相当のWindowsPEでは,64bit環境のみ提供されます。
※以前のバージョンで32bit環境で構築する場合は、"x86"となります。

"C:\WinPE_amd64" : 作成するフォルダ名。任意のフォルダ指定が可能。
以下の説明では、このフォルダ名を使用

WinPEイメージの設定、プログラムの組み込み

「展開およびイメージングツール」の起動

スタートメニューより、[Windows Kits]->[展開およびイメージングツール」を「管理者として実行」します。

WinPE起動ディスクイメージファイルのマウント
コマンドプロンプトで、以下を実行。
マウントすることで、起動ディスクイメージファイル[boot.wim]の内容が、[mount]フォルダ以下でアクセスできようになります。

Dism /Mount-Image /ImageFile:"C:\WinPE_amd64\media\sources\boot.wim" /index:1 /MountDir:"C:\WinPE_amd64\mount"

必要パッケージ、ドライバの追加
コマンドプロンプトで、以下を実行。
日本語環境、"gppro4.exe"実行のために必要なパッケージを追加します。
※標準状態で、一般的なデスクトップ、ノートPCのディスクドライバ,ネットワークドライバ含まれていますが、サーバー系など、ドライバ追加が必要な場合、ここで組み込みます。

必要なパッケージ
・JA language-pack (lp.cab)
・Font Support-JA (WinPE-FontSupport-JA-JP.cab)
・WMI (共通及びJA) WinPE-WMI.cab, WinPE-WMI_ja-jp.cab

Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\ja_jp\lp.cab"


Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\WinPE-FontSupport-JA-JP.cab"

Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\WinPE-WMI.cab"

Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\ja_jp\WinPE-WMI_ja-jp.cab"

ドライバの追加(必要な場合)

Dism /Add-Driver /Image:"C:\WinPE_amd64\mount" /Driver:"C:\SampleDriver\driver.inf"
"C:\SampleDriver\driver.inf"部分には、必要なドライバファイル(*.inf)を指定します。

タイムゾーン、キーボードの設定
コマンドプロンプトで、以下を実行。
日本環境における、タイムゾーン、キーボード(106キーボード)の指定を行います。

Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /Set-Allintl:ja-jp

Dism /image:C:\winPE_amd64\mount /Set-Layereddriver:6

Dism /image:C:\winPE_amd64J\mount /Set-Timezone:"Tokyo Standard Time"

"gppro4.exe"の組み込み
起動ディスクイメージファイル[boot.wim]がマウントされた状態で、

 "C:\WinPE_amd64\mount\program files"

に、以下をコピーする。(通常のWindowsエクスプローラでコピー)
 gppro4.exe ・・・「Windows消去プログラム」。ただし、64bit WindosPEでは、必ず64bit版"gppro4.exe"を使用
  config.gp4  ・・・「起動環境作成ツール」「WindowsPE実行時設定ファイル」で作成した設定ファイル。(使用する場合のみ)

プログラム("gppro4.exe")の自動実行の設定
起動ディスクイメージファイル[boot.wim]がマウントされた状態で、

 "C:\WinPE_amd64\mount\Windows\System32"

フォルダ内に、"Winpeshl.ini"というテキストファイルを作成し、ファイルの内部に以下を記述します。
※ファイル名の最後に".txt"等が付かないようご注意ください。
[LaunchApps]
startnet.cmd
"%systemdrive%\Program Files\gppro4.exe"
wpeutil shutdown

WinPE起動ディスクイメージファイルのアンマウント(マウント解除)
コマンドプロンプトで、以下を実行。
起動ディスクイメージファイル[boot.wim]の内容を変更した場合、必ずアンマウントの処理を行い、起動ディスクイメージファイルをクローズします。
アンマウントの前に、"mount"以下のフォルダを、他のプログラムがアクセスしていないことをご確認ください。エクスプローラで開いているのも不可です。

Dism /unmount-image /mountdir:C:\WinPE_amd64\mount /commit

どうしてもアンマウント時エラーとなる場合、以下を実行してください。その場合、再度マウントを行い、設定内容を確認してください。
Dism /unmount-image /mountdir:C:\WinPE_amd64\mount /discard

起動可能CDイメージファイルの作成、USBメモリの設定

「展開およびイメージングツール」の起動

スタートメニューより、[Windows Kits]->[展開およびイメージングツール」を「管理者として実行」します。
※起動ディスクイメージファイル[boot.wim]は、アンマウント(マウント解除)されている状態で、以下を実行してください。

WinPE起動ディスクイメージファイルの作成
コマンドプロンプトで、以下を実行。

MakeWinPEMedia /ISO C:\WinPE_amd64 "C:\anyfolder\WinPE_amd64.iso"


ここで"c:\anyfolder\WinPE_amd64.iso"部分は、出力されるCDイメージファイル名です。任意のファイルを指定してください。
作成されたisoファイルより、CD-Rを作成して使用します。
イメージファイルからCDの作成」参照。

WinPE起動USBメモリの設定
コマンドプロンプトで、以下を実行。

MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 X:


ここで"X:"部分は、出力されるUSBメモリのドライブ名を指定してください。